悩ましいチップ(Tipping) その2
チップ(その1)について反響が大きかったので、アメリカのチップとエチケット」の
サイトを要約しながら綴ってみたいと思います。
サイトはこちら<---
US News & World Reportのスタッフが示すガイドラインです
米国を訪れるほとんどの旅行者は
チップの習慣にプレッシャーを感じている。
チップ自身は法律で強制されているものではないが、米国の大都市のテーブル
レストランなどではチップ慣れしていない旅行者のために
請求書に自動的に
加算しているのが常のようだ。○テーブルサービスのしていないレストランでは原則チップは必要ないようです。
(ファーストフード、テイクアウト)
○コーヒーショップとかパン屋さん(Bakery)ではtip jar(チップをいれる容器)
をカウンターに置いている処もあるが、チップは任意で良い。
○ウェイターはほとんどアルバイトで他の従業員の場合のように健康保険など
が給料に組み込まれておらず、また雇い主もアルバイトであろうが連邦政府
あるいは各州の最低賃金以上を支払う必要があり、またバイト料の市場価格
に近づける為、チップ制度を利用しているのが現状だ
推奨するチップ金額
・荷物運び、ドアマン、駐車場:荷物を運んでもらう場合 $1~$2/荷物
ドアを開けるだけのドアマンにチップの必要はない
コート預かり $1/1コートあたり
・ハウスキーパー $2~$5/一晩あたり(僕は$1~2/一人です 部屋を汚したら+α)
・ホテルのコンソアージ 基本チップは期待されない。但し予約を頼んだ場合は$5~10
・座ってサービスを受けるレストランのウェイター、バーテンダー、ビューティ
パーラー、タクシー運転手、旅行案内ガイド、食べ物の配達については
チップは請求金額の%で計算するとよい
10% あまり満足いかないサービス内容だった場合
15% サービスがまあまあだった場合
20% 素晴らしいサービス
20%以上(25%)とても素晴らしく満足いくサービスと評価できる場合
平均して15%~20%が通常のチップと考えられている。
但し、チップ金額の計算は
セールスタックス(税金)を削除してすること また、テーブルレストランで複数のウェイターさんがサービスしてくれる
場合は、チップ金額はウェイターさんの数で後で割算されることも念頭に。
(僕はこの数字は欧米の先進国の場合で、
発展途上国なら10%~15%が普通と思う し、
チップ習慣のない国では心づけで良いと思います)
8人程の複数での食事などで請求書に食事代+GratuityでX%が加算されていた
として、サービスに満足しなかった場合は、
店のマネージャーを呼んでチップ金額を
相談してもいいと思う。なぜなら、Gratuityの意味はあなた自身が金額を選択してよい
という意味も含んでいるからです。ウェイターさんのサービスが本当にひどいレベルだった場合、請求書の上に1セント玉
二つを乗せ、お客の意思をハッキリさせることもあります。
(チップ「その1」で僕は3悪レストランで1セント玉を一つテーブルに置いたことがある
と書きましたが、正解でした。 記事は1セント玉2つと解説していましたが・・・)
高級レストランで満足いく食事とサービスだった場合で複数のウェイター+バーテン+
食事の運び屋さんがトータルで貴方方にサービスをしてくれた場合には
20~25%チップを置くのが通例です。なぜなら、
チップはウェイターさんが
後ほど他の従業員とチップ分けをするからです。また、
高級レストランでソムリエのサービスを受けた場合は、サービスチャージ
とは
別にチップをすることもあります。(但し、これは貴方の判断で結構です)
(以前ハイアットの鉄板レストランでシェフの料理、手際がとても素晴らしかった
ので、請求書のチップとは別にそのシェフに直接現金を手渡したこともあります。
又、同じハイアットのイタリア人ピアノ弾きのオジサンにチップしようとしたら、
友達なんだから、俺にチップなどするな!と逆に断られたこともあります)
Disney World(ディズニーワールド)などのリゾート内レストランでのチップは
通常3~5%です。日本のDisneyはどうなんだろうか?
ブッフェ形式のレストランならば、お皿など片づけをする人に最低$1あるいは
食事代の5~10%程度のチップをすると良いでしょう。片づけ以外にもこの人達は
コーヒーを作ったり、ブッフェの食事補給などの力仕事もこなしています。
$5のブッフェだったからと50セントのチップを置くことはしないように。
($1のチップはしてあげたいものです)
結論:

・チップはあなたにサービスをしてくれる人達に支払う感謝の心づけなので、
サービスの質が悪い、とか気分を害された場合にはチップを払わなくてよい。
自動計算されたチップ金額が不当(サービスが不当)と考えたらマネージャー
を呼んで相談する
・欧米ではチップはウェイターさん方の生活費の一部なので、15%~20~25%
満足度に応じて請求金額(税分は除く)に計算してあげる
・欧米以外でのチップは10~15%程度と思いますが、チップの習慣が無い国
の場合は、ご自身の判断である程度の心づけを置いてあげるのが気持ちがよい
・サービスする側もサービスされる側もチップを通して、気分よく旅が
続けられるような考え方を基本としたいものです。
・少ないチップで相手が気分を悪くするかも・・・なんて固く考える必要はなく、
時としてご自身の感想、意見を相手に正当に訴える心がまえがあってもいいかも。
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