野生の証明
東京旅行の帰り熱海の旅館で一泊
夕食時になると近所の猫がご飯のおねだりに来ていた
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目が鋭く「野生」を感じた
人間の食事中は無言で微動だにせず待っていたので
少しおすそ分けをしてみた

全部平らげた・・・けど
ついでにあげたデザートのフルーツには
口をつけなかった。 食べないフルーツを箸でどけようと
した瞬間、 指を引掻かれた 目にも止まらなかった
さすが、野生!!!そこで、以前自宅で飼っていたヤモリを思い出した
ある日の夕方、帰宅したら玄関前に4~5cmのヤモリの赤ん坊がいた
可愛そうに思い・・・飼うことにした

まず、家を作った 昆虫を飼う虫かごの大き目なものを買ってきた
土と大小の石を入れ、カブトムシ用の木の切株のようなものを入れ
公園から草を移植し、水飲み場をつくりヤモ専用近代マンション完成
問題は餌だ。飼ったことがない。 刺身とか、肉の切れ端をやってみた
見向きもしない・・・ペットショップを探し相談に行く・・・
4~5mm程の小さな黒コウロギを餌として売っていた 10匹程を
プラスティック袋に入れ、空気を注入してもらい買って帰った
(たしか1匹15円位だったかな?)
夜、箸で生きた小コウロギを摘み、ヤモの鼻先4cm程の距離に差し出した
ヤモ君ジッと見つめ20秒ほど微動だにしない・・・と思った瞬間
電光石化のスピードでコウロギを口にほうばった
目にも止まらない やはり
野生だと感じた!
3日後、餌の黒コウロギが皆死んだ。 ヤモは死んだコウロギは食べない。
又ペットショップへ・・・ 黒コウロギが入手困難で茶色コウロギしか
入手できなかった。 ヤモ君、茶色は好みじゃないみたいだった。
黒コウロギを求め、2~3件のペットショップを探し、やっと10匹入手。
ヤモ大喜び。 しかし、やはり3日で餌が死んでしまう。
ペットショップの店員さん曰く「そりゃ、餌にも餌をやらなくちゃだめですよ~♪」
「え~えっ、餌に餌をやるの~? ほんじゃ、餌用のマンションも作って、
その上で餌の餌を手配しないと野生のヤモを飼うことができないの~?」
確かに、小コウロギ用の油粕のようなものを餌として売っていた。
暫くヤモと小コウロギの面倒生活が続いた。 ヤモは大きくなってきて
身体の色が黒ずんできた。 また、餌の時間になり彼のマンションの屋根を
ポチポチ叩くと、切り株の木の上に這い上がってくるようになった。
指先に水滴をたらし、鼻先に突き出すと舐めた。 こうなると、このヤモ
の面倒を一生見る羽目になりそうな気持になってきた。
ヤバイぞ! 餌の餌の食物連鎖の面倒も見なきゃならないし・・・
ということで、ある程度大人になったヤモ君を公園に放して野生に
返してあげることにしました。
「野生」は簡単じゃない!!!だから野生。 想像以上の力強さ!「そうだ~!」の愛言葉はポチットです

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