退院後、久しぶりにいつもの床屋さんへ

ここのオヤジは話ずきで調髪中ずっと話かけてくる
今日はまだ声がかすれてるし、咳もでるので
あらかじめ予防線をはっておいた
「喉の調子わるいので、話すのがつらいんだよ♪」と
おやじ「どしたい? 風邪でもひいたんかい?
ここんとこ温け~かったけどな~」と矢継ぎ早にまくしたてる
ぼくは黙って、相槌を適当に打つ程度で相手をしていた
おやじ「俺はよ~、蕎麦がすきで毎月2回三重県まで蕎麦を食いに
いくのよ。 2000円の昼飯食べるのに交通費のほうがたけ~のよ」
ぼく:「んなこと知らネ~よ」と頭の中で無言で返事
おやじ「蕎麦はざるだよな~ざる! 俺は「かけ」なぞ食べたことね~のよ
一度だけ、三重でかけを食べたけど、ありゃ~食いもんじゃね~よな」
ぼく:頭の中で「俺はどっちも好きだ!」と返事した
そろそろ限界を感じ、僕を目を閉じで「知らんふりして」調髪が早く終わるのを待った
いよいよ髭剃りもシャンプーも終わり、整髪段階に移った時
チラと目を開けてみた その時、衝撃的シーンを目にすることに
オヤジは髭剃り、シャンプー中に真っ黒のマスクをしていたようだが
一瞬、そのマスクを片方の耳から外したかとおもうと
あっという間に左の中指を鼻の穴につっこんだ!
ところが、その手で僕の整髪仕上げで髪を撫でつけはじめた
一瞬「
おい、おい、 待てよ~」と声を上げたかったが
喉がかすれていて、声がでない このもどかしさ!
おやじ「今日は平日サービスで100円引きにしとくわ~」だとさ
ぼく:どう反応したらよいか頭が混乱しわからなかった
以前、ビルの谷間を歩いていたら、鳩のフンを頭にかけられたことを
思い出し「ま~あの時よりましか~」とあきらめ床屋さんを後にした
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